夫のダイヤモンドと共に生きる
こんな人がご主人のメモリアル・ダイヤモンドを製作しています
- 若くして夫を亡くした方
- 仲の良い団塊の世代のご夫婦の別れ
- いつも存在を感じて力になってもらいたいと感じている方
- 寂しくなるので納骨できない方
- 小さな子供に亡き夫の存在を伝えたいと考えている方
- お墓が無い、遠くて不便と感じる方
- 亡き夫のための記念碑を作りたいと感じている方
若い夫の死・突然の死
アルゴダンザでダイヤモンドを製作される方の中で一番多いのがご主人を亡くした女性からの依頼です。
自分で「この人と一緒に人生を歩むんだ」と決めて結婚をした伴侶。自分の人生における多くの物を共有しています。夢や今後の人生の設計と言った大 きなものから、日常生活のパターン、食べ物の好み、ユーモアのセンスまで、様々なものを共有していました。お互い忠誠心を持ち、心の支え、優しいふれあ い、そういった多くの物を与えあっていました。そういった伴侶を亡くすことは本当につらいものです。
死は、その状況のいかんにかかわらず、いつも突然で、時ならぬ出来事に感じられます。長期の療養の末に亡くなった場合でも、不慮の事故であった場合、急激に進行する病に翻弄されるままにご主人の死を迎えた方でも、その死は思いもよらないものに感じられ、「もっと一緒に居たかった」と感じるに違いありません。しかしその中でも、アルゴダンザにダイヤモンドの製作を依頼される方は、若く、突然に亡くなる方が多いように思われます。
若いご夫婦
若いご夫婦にお別れが来ることもあります。若く、仲の良いご夫婦で、子供さんもまだ小さい。これからの二人の未来や、子供さんの成長を楽しみにしている、そんなご夫婦です。こういった、比較的新しいご夫婦の関係はこれから築くべきものでいっぱいでした。夢と将来への希望や展望が大きく、その相手がいなくなると、と別の未来を描かないといけないという難しさがあると思います。
お問い合わせの電話の後ろで、小さいお子さんの声が聞こえる事もあります。お伺いするのは「子供が幼稚園に行っている午前中」がご希望、という事もあります。小学生の男の子が遺骨を骨壺から取り分けるのを手伝ってくれることもあります。夫なしで自分一人の未来を描かないといけない、それはほとんど思いもよらなかった事です。遺された妻は心細く、心配しています。子供がいて、その生育の責任も、経済的な面も含めて一人で負わなければいけないとなると、その心細さはひとしおでしょう。
そういった中で、その、やもすれば孤独になりがちな戦いを、今まで通り「今まで通り二人で」対処していく象徴がメモリアル・ダイヤモンドかもしれません。目をやれば、ダイヤは結婚指輪の隣にあり、いつでも視線の先にあり、輝き、「大丈夫だから」と励ましてくれているように感じられるのかもしれません。
寂しくなるので納骨できない方
寂しくなるので納骨できない、という方もいます。自宅にご遺骨を保管する事は法的にも全く問題はありませんし、納得のいくまでお別れをすればいいのだと思います。しかし、時に、それは周りの人間や子供にはそれが、「諦められずに過去にとらわれている」サインだと感じたり、「故人が成仏できないのではないか」と間違った心配をする事もあります。
遺骨を手元に置くことは、妻にとっては「後ろ向きな事」でも「諦めきれない」分けでもないし、周りの人の気持ちは分かっていますが、どうしても手放したくないのです。
アルゴダンザでは多くのそういった方から「ダイヤモンドを作って納骨し、安心させてあげようと思います」と言っていただきました。
団塊の世代のご夫婦
50代から団塊の世代の女性から「夫のダイヤモンドを」とご依頼がある事も非常に多いです。
永いこと一緒に時間を過ごしたカップルの場合は、これまでに共に成長し、互いに補い合い、支えあってきた歴史があります。
多くの友人が認める「仲良しのカップル」にとって、その歴史が長いことで、失われた夫は本当に自分の一部をもぎ取られたような気がするでしょう。長い時間をかけて築いてきた「自分」までもが崩れ去ってしまったかのような気がするかもしれません。
この世代のカップルはそろそろ夫の定年を迎えたり、あと数年で定年を迎えるような時期に来ているかもしれません。多くの妻が、「夫が定年したら一緒に旅行がしたい」など、今までの仕事中心の生活からの転換と、第2の人生のプランを立てている事が多いようです。そこに訪れるお別れ。自らの老いを考えるとき、一人の人生は本当に寂しく感じられます。「仲の良い夫婦もいつかはどちらかが一人残されることになる」、そんなことはわかっていますが、あまりの理不尽さに、目がくらみそうです。
アルゴダンザのメモリアル・ダイヤモンドは、先に行ってしまった夫の人生の象徴かもしれません。ダイヤは胸元に輝き、共に過ごした年月を象徴するようですが、その輝きに目が行くのには時間がかかるかもしれません。
父を知らぬ子供へ
子どもが本当に小さい時の夫の死に際して、「たぶんこの子は、素晴らしい人物であった父親の事をはっきり思い出すことはないのだろう」と悲しくなることもあります。
メモリアル・ダイヤモンドのご依頼者の多くが、父を知らなかった子どものために、父の存在を伝える唯一の物的存在として、ただ一つの触れられる父の一部として、そしてダイヤの輝きが故人の心を伝える事を願って製作を決意されています。
故人の為にしてあげられることはまだある、という考え方
大切な夫が大きな病に倒れたとき、妻はいろいろな心配をします。病の回復はもちろんですが、「このまま仕事が出来なくなったらどうしよう」といった、経済的な事も心配ごとの一つです。闘病期間がどれほど続くのかもはっきりしない状況の中では、治療に直結しない費用、例えば、差額ベッド代などを削ったりすることがあります。夫を亡くした奥様はしばしばこういいます。「あんなにすぐ亡くなってしまうのなら、いい部屋で、快適に過ごさせてあげればよかった」。
そして夫が亡くなり、多くのケースで生命保険が降りると、その思いがさらに募る事があります。夫が遺した大切なお金ではあるが、これで何か大切なことをしたい、未だ夫にしてあげられる事が有るのではないかと考えるのです。その時に、立派な仏壇やお墓が重要だと考える人もいますが、メモリアル・ダイヤモンドはもっとパーソナルな記念品となり、故人も喜んでくれることを実感できます。
お墓の問題を考える
近年、お墓の問題がクローズアップされています。思いもよらず夫を亡くした時、多くの過程で「仏壇」や「お墓」のことを始めて考える必要が出てきます。
夫の葬儀が終わり、遺骨を前にして、「さて、どうしよう」と思案する事もあります。少子化の昨今では、子供が娘だけで、最終的に無縁墓になりそうなお墓を今から作る事を躊躇する事もあるかもしれません。自分が将来的にどこにいるかもはっきりしないのに、お墓の場所はここでよいのだろうか、とも考えるのです。
また、夫の実家に立派なお墓があり、義両親は夫のお骨をそこに納骨する事を薦める、といったケースもあります。遺された妻は迷います。あんなに遠いところに夫が行ってしまう。お墓詣りが十分にできないのではないか、将来的にはそのお墓はどうなってしまうのだろうか。お墓との距離が納骨をためらわせます。
お墓が家族として大切であることはわかりますが、妻が求めているのはいつも、いつまでも一緒にいてくれる故人の存在そのものです。遠く、暗く、冷たいお墓に入る前にメモリアル・ダイヤモンドを作っておきたい、そういう方が多いのです。
故人を讃える
素晴らしかった夫を讃えたい気持ちがあります。皆の知る夫の魅力もありましたが、妻だけの知る夫の魅力もありました。夫婦として過ごした時間は長いことも短い事もありますが、故人が素晴らしい人物であり、故人の人生が実りある、意味深い物であったことは間違いありませんでした。その夫の人生を讃えるのに、味わい深い色合いで輝くダイヤモンドが本当にふさわしい、そう言っていただく事もしばしばです。

